「たまには、ウチにも帰ってきてねー」と、連絡がある度に母から言われるアタシ。
まぁゆうても1時間半ほどで帰れるんやからしょっちゅう帰ろうと思えば帰れるんやけど。
そうは言えどもなかなかね。
むしろ休日の日の方が予定いっぱいやったりするし。
なんて言い訳をしつつも。
ちょこっと実家に帰ってきましたん。
実家に帰ると母上のお喋りを聞くのが主な役目なんだけど、
今回の母上の話題のメインは「吹矢」のお話。
「スポーツ吹矢」ってやつらしい。
ちょうど私が帰った日に、そのスポーツ吹矢の級位取得の試験だったらしく。
見事進級したようで、かなりテンションが高い。
なんと、母上だけでなく父上もやってるのだ。
野村家では、吹矢大流行ってわけだ。
うちの両親は、年金生活に入ってからは、
父は以前からかじっていたブルースハーモニカを習い、
母は織り物やらカバン作りやら・・・
と、それぞれ単独で楽しみを見つけていたのですが、
どうやら唯一2人で楽しんでいるのが、この「スポーツ吹矢」のようで。
そして、やたらと母は言う。
「まあちゃん(←アタシのコトね。)、腹式呼吸って身体にええねんで!
こうやって、こうやって・・・こんな感じでするねん。まあちゃんもやったら?」
・・・・お、お母さん。
ア、アタシ、一応役者やってるからさ・・・
腹式呼吸とか、一応やってるからさ・・・
ま、いっか。
なんせ、ウチの細長いリビングダイニングが2人の練習場なわけで。
窓際には練習用の的がおいてあり。
キッチンからリビングの真ん中を吹き矢が時速100km以上のスピードで
突っ切るわけで。
なんとも不思議な我が家。
まぁでも、2人とも楽しそうやからいっか。
最近、周囲の人のお父様お母様がご病気になるお話をよく耳にしてたので、
なんだか、元気に吹矢に興じるウチの両親は、幸せやなぁーと。
リビングの片隅の2人の吹矢置き場を見てると、
なんだか微笑ましい気持ちになりましたとさ。
いつまでも元気で吹きまくってくださいまし〜。